「過疎」発祥のまち、島根県匹見。
とあるつながりで、まちで頑張る人の取材をすることに。
今回取材することになったのは、島根県益田市匹見町でした。
ここ匹見は、「過疎」という言葉を造りだしたまち、つまり過疎発祥の地なのです。
昭和38年の「三八豪雪」という大豪雪をきっかけに、匹見町の人口が急激に減少。
日本の過疎は、このとき、ここ匹見から始まりました。
匹見といえばワサビ。
匹見ワサビが有名で、これがまた手作りこんにゃくにつけると本当においしいんですよ。
こんなに甘いワサビがあるのかというくらい、ツンとこなくて、贅沢な味わいなのです。
面積の96%を森林が占め、林業が盛んなまちでもあります。
道路と民家以外は、ぜんぶが自然!といった風景で、スマホが常に圏外でした。
それくらい、大大大自然。それが匹見です。
名前の聞いたことのないまち。島根県に訪れたことすらない状態。
最初こそは未知の世界でしたが、たった3日で魅力を語っても語り尽くせないくらい好きなまちになりました。
1日目、萩・岩見空港に到着。
バスで信号のない道をクネクネ進むと、家が少しずつ見えてきました。
それぞれが孤立しているから、どこから近所でどこまでが近所なのか。
道中は、中から大量の煙が出ている家、ロープウェイを使用しないとたどり着けない家があったり。
ここで暮らすひとは、どんなふうに、何を想って、生活しているのか。
取材を通じて、都会に住んでいる私には思いもつかない暮らしや価値観を持っている人たちのことを知りました。
1日1日を丁寧に、編むように暮らす。それが匹見の人々だと思います。
次の記事で、実際にどのような人が暮らしているのかをご紹介したいと思います。
↑島根県益田市の神社
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